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梅毒は男性に多い性病、その原因とは?

梅毒は昔、世界中で大流行した性病のひとつです。
遊郭が栄えた江戸時代に花魁に代表される遊女たちが梅毒に苦しめられたということでも有名な性病です。
血液感染が主な感染経路で、昔の不衛生な刺青の刺入や注射の打ち回しでも感染がありました。
梅毒の原因菌の保菌者と避妊具なしで性交すると、3ー4割の確率で感染する危険性があります。

しかし、梅毒は抗生物質の発見によって、治療できる病気となりました。
とはいえ、梅毒はいまだに撲滅されておらず、近年、日本国内では梅毒の感染者数が年々増加傾向にあります。
特に、感染者のうち8割は男性が占めており、世界中の感染者の数は毎年1200万人ずつ増え続けています。
男性に感染者が多い原因としては、男性同士のカップルがセックスをする時に肛門を使用することがあげられています。

アナルセックスを行うと、直腸内で出血しやすくなるため、男性の同性愛者の間で感染が広まりやすいです。
そのため、男性同士のセックスでも安全にプレイをしなければなりません。
これだけ男性の同性間性的接触で梅毒が増加していると言うことは、日本国内での男性同士の性行為が増加傾向にあると言えます。
梅毒の症状は、初期段階では皮膚に現れます。
シコリなどができても痛みやかゆみもなく、大抵の場合は感染に気づかずに見逃されてしまうことが多いです。
本人の自覚症状がないため、そのまま他の人へと感染を拡大させてしまうこともあります。

症状が進行してくると、肝臓の細胞組織に悪影響を及ぼし、倦怠感や黄疸がでることもあります。
梅毒に感染したにも関わらず、治療しないで放置してしまうと、感染後数年~数十年という長い期間の中で徐々に悪化して、さまざまな重い症状を引き起こす可能性があります。
例えば、脳障害による認知症のような症状をはじめ、脊髄病変による手足の麻痺・痙攣、心臓や血管の疾病、さらには失明に至るまで、非常に重篤な状態となることがあります。

梅毒の症状が見られたらすぐに病院へ行きましょう

梅毒は性病科などで受診することにより、抗生剤などの薬の投与を受ければ短期間で症状が治る病気です。
何よりも、早期に診断して、早期に治療することがとても大切なのです。
セックスをしてから数日から数週間後に、皮膚などに潰瘍などがみられるようになったら、すみやかに性病専門の医師の治療を受ける必要があります。

梅毒の治療に用いられる薬は、細菌を殺す作用の強いものです。
梅毒の主な症状は、感染後の進行具合によって大きく4期に分けられています。
感染初期の第1期は2~4週間程度で、感染が起きた部位にしこりや潰瘍ができますが、痛みがないことも多く、治療をしなくてもやがて自然に治ります。
第2期の4~8週間程度には、病原体が全身に広がり、手のひらや体全体に赤い発疹が現れます。
第3期以降の8~12週間程度になると抗生物質の服用が定められており、治療しない限りは、病原体である梅毒トレポネーマが体内に残り、梅毒の完治には至りません。
このため、個々の梅毒の病期に応じて治療期間が設定されます。

医師が目視によって、症状の持続や再発がないことの確認がとれ、さらに血清の数値が規定値をクリアしたのち治癒判定がなされます。
治癒判定が出ると、梅毒は十分に治療できたと言えます。
日常生活も問題なく送れ、梅毒自体にもすでに感染力がないので、性行為をしたとしてもパートナーに移してしまうこともありません。
梅毒に感染していることを知らずにいると、パートナーに移してしまうという危険性が高まってしまいます。
何らかの行為によって、少しでもいつもとは違う違和感を身体に感じた場合は、1日でも早く性病の専門医に診てもらうことで、不安も解消し、大切なパートナーを守ることにもなります。

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